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熊本シティースタンダード トランシーバー [トランシーバー]

kumamoto01.JPG

 最近、熊本シティースタンダードの復刻版の情報発信がある。 HAMジャーナルに特集されたのは44号(1986年冬)で、後に基板部品キットが秋月で販売された。
 熊本シティースタンダードは、JA6BI故田縁OMをはじめとする熊本工作研究会によって設計されたSSBトランシーバーである。手軽にSSBトランシーバーを自作できるように標準化したものであり、その恩恵に与ったHAMは多かったのではないだろうか。
 私も秋月でキットを購入した一人である。当然直ぐに作り始めたのだが、30歳台で仕事をバリバリしていたこと、また技量が今一であったことから途中でほってあった。復刻版の情報により再度挑戦しようと部品箱から発掘してきた。 再度回路図とHAMジャーナルを読み直して、一応送受信できるようにくみ上げた。 

Generator_schematics01.jpg

【構成】
 基板はジェネレータ部分とコンバーター部分の2枚となっており、コンバーター部分を変更すれば各周波数に対応できる。
 ジェネレーターは、7.8MHzか11.273MHzのクリスタルフィルターの2種類がある。7.8MHzはSSB,AM用で4KHz、11MHzはSSB用で2.2KHzとなっている。今回は7.8Mhzを使用している。変調復調はダイオード1N60を使用したDBM
 受信は3SK452段 送信は1段である。
 コンバーターは、やはりダイオードDBMによる周波数変換。受信RFアンプも送信アンプも3SK45となっている。これにリニアアンプを付ければトランシーバーが構成される。

P_20150215_170054.jpg

【製作】
 製作と言っても基板には30年前部品を取り付けていたので、基板毎の動作試験からである。ここでトラブル。キャリア発信は7.8025MHzの水晶であるが、これがどう定数変更しても合わない(低すぎる)。そこでパタンを一部変更してトリマと水晶を直列に変更した。(回路図参照)次にDBMのバランス調整。これもトラブル。キャリアのヌルポイントが出ない。キャリアだだ漏れ。原因は半固定抵抗とトリマの接触不良。何度かクルクルしてどうにか調整したが、かなりクリチカルである。もう少しブロードにしたいが、取り敢えず完了。ジェネレータのみでシグナルジェネレーターから7.8MHzを入力してチェック。-90dBmから-100dBm程度まで確認できた。送信はトリオR-1000コミュニケーションラジオで確認。どうにかSSBとなっている。
 コンバーターは、36.38MhzのCB用クリスタルをVXOさせて局発とした。これで28MHzのSSBで良く使われている400-500Khzは十分カバーできている。
 リニアアンプ部分。これは以前計画していた2SC1306のリニアを放棄し、得意の三菱FETによるリニアアンプとした。ここだけ時代が飛んでいる。構成は初段RD00HHS1 ファイナルRD16HHF1の2段である。これで、口笛ピークで8W位出る。さすがRF用FET。2段で40dB近く出ている。トランジスタであれば3段は必要となる。
 尚、今回3SK45の幾つかを手持ちの3SK74に交換している。(特に意味は無いけ)

P_20150215_170140.jpg

【課題】
 今回ようやく30年ぶりに完成させたことは感慨無量である。やはり自作は楽しい。
 課題としては、
・AGCが今一。やはりIFアンプ不足、AGC信号もアンプしたほうがいいだろう。また、Sメーター回路がAGCと絡んでいるのでここら辺も検討したいところである。また今回メータが500uA のラジケーターを使用したこともあり、十分振らせることが出来ていない。200uAがいいところである。
・キャリア漏れ調整がクリチカルすぎて大変。
・AFアンプが386であり、送受信切り替えで大きなポップ音がする。
これらを検討する必要がある。

 今回以前加工を始めていたケースを使用したが、如何せん小さすぎて大変であった。調整が大変である。アマチュアが成功させるには、ある程度ゆったり作るのがポイントであろう。
 もう一枚11MHzのジェネレーター基板があるので他の周波数用に作る予定である。 

訂正:
 
2015.02.24 回路図修正


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